おしゃれなリビングデザインが特徴的な京都の注文住宅を、ピックアップして紹介します。
・テーマ
空間を無駄なく使いながら家族それぞれがくつろげるリラックス空間
・こだわりのポイント
家族全員が集まってもゆとりをもってくつろげる、とても広くて解放感のあるリビングにこだわって作られています。その分、キッチンやダイニングはコンパクトにまとめられていますが、使い勝手は損なわれていません。
リビングに面した間口の広い掃き出し窓で、庭とリビングの一体感があるのも、広々と見せられるポイント。
和室やスタディコーナー、キッチンまで、すべて落ち着きのある色で統一しているので、広さはありつつも寒々しい印象はありません。
壁や天井には中霧島のシラスを練った塗装を使用し、一般的なクロスとはまた違った表情をのぞかせています。リビングの壁一面にはTVボードを設置しているので収納性も抜群。
照明も明るすぎない温かみのあるものを使用しているので、リラックスしてくつろぐのに最適の空間となっています。
・テーマ
シンプルで無駄のない空間で洗練された時間を過ごせる
・こだわりのポイント
こちらは、リビングの天井にスピーカーを埋め込んでおり、空間全体に音楽が流れるカフェのような住宅となっています。
建物全体には無垢の板を使い、照明も天井埋め込み型で凹凸をなくし、すっきりとした印象を与えるシンプルなデザイン。そこへモザイクタイルでアクセントをつけることにより、オリジナリティーを出すことにも成功しています。
また、リビングの一角には多機能テーブル付き収納を設けているので、家事をしたりパソコンコーナーにしたりと自由に使うことができます。折り畳み式なので、使わない時にはデザインの邪魔にならず、空間を最大限に無駄なく利用できます。
他にも、オリジナルの造作ポストや外部プランターボックス、特注アイアンを使用した玄関収納など、一つ一つにこだわりを感じることができます。
音楽を楽しみながら、家事をしたり家族でコミュニケーションを取ったりと、豊かな時間を過ごせるリビングになるでしょう。
・テーマ
天窓と吹き抜けで太陽光を取り入れた明るい大空間
・こだわりのポイント
和モダンの外観が落ちつきを見せる住宅は、外からは想像できない大胆な空間が広がってます。リビングには桧の無垢材の大梁を使い、高さ方向に視線が広がるダイナミックな構成を意識。吹き抜けと天窓によってたっぷりと光を取り込むことができ、明るくて解放感のあるリビングで心まで明るくなりそう。
壁の白さも明るさを増幅させていますが、天井の色は深いブラウンで落ち着きがあり、高級感や重厚感も醸し出しています。天井の色に合わせたシックなシーリングファンの相性も良く、どこにいても狭さがなく空間のつながりが感じられるでしょう。
リビングだけでなく、大黒柱や和素材で統一した洗面スペース、バンブーの床を使ったトイレなど、和のテイストを取り入れているので家全体に一体感があり、どこにいても落ち着ける雰囲気が感じられます。
・テーマ
日々の喧騒を忘れてほっと一息つけるリラックス空間
・こだわりのポイント
真っ白な塗り壁と板貼りを組み合わせた、ナチュラルなテイストの玄関がオシャレな住宅には、リビングの中心にご主人の念願だったという薪ストーブが設置されています。
ひときわ存在感のある薪ストーブは暖房などの機能面だけではなく、使用しない時でもインテリアの一部として、ゆったりとした時間とぬくもりのある空間を楽しめる、スローライフな家を演出してくれます。
薪ストーブに合わせて、木目の温かみがある家具やインテリアをそろえれば、都会にいながらにして、北欧の山小屋のようなリラックスできる空間に早変わり。
吹き抜けからは光がやさしく降り注ぐのでとても明るく、シンプルだからこそ木目がぐっと引き立ちます。2階のホールは家族のセカンドリビングとしても使えるよう、大容量の本棚とワークスペースが作られています。目的によって使い分けができるので、日によって気分を変えることもできますね。
・テーマ
季節の移ろいを感じながら過ごせるリビング
・こだわりのポイント
明るく広々としたリビングダイニングの秘密は、デッキへとつながる大きな窓。窓の外には広々としたデッキが広がっており、部屋に居ながらにして春夏秋冬の移ろいを感じることができます。
デッキには大きな軒が確保してあるので、夏は適度に日差しを遮ってくれて、部屋の気温が上がりすぎる心配もありません。
キッチンやダイニングには造作の壁収納があり、リビングには造作の本棚があるので他に家具を置かなくても物が散らかることもなく、すっきりとした広い空間を維持することができます。
肌触りのいい無垢の床に、温かみのあるシンプルな木製のダイニングセットで、素材感を楽しみながら食卓を囲めそう。
リビングやダイニングなどはどんな家にもあるものですが、京都で家を建てるなら、その地域ならではの家づくりや家での過ごし方を楽しみたいですね。
リビングは単なるくつろぎの空間というだけではなく、趣味を楽しめる場所であり、家族とコミュニケーションを取れる共通の部屋であり、お客様をもてなすことのできる客間にもなるものです。
「リビング」というより、「客間・居間」としての部屋づくりを意識してみましょう。
京都の住宅の特徴と言えば、やはり和風の町屋風の木造住宅が思い浮かびます。
おしゃれな格子のある外観や、通風・採光を取り入れることもできる風情のある裏庭、収納もできる箱階段など、デザインと機能性を兼ね備えた昔の人の工夫が光る設計が魅力です。
今でも町屋風の居酒屋や旅館は人気ですので、自宅にも京町家のデザインを取り入れれば、快適でおしゃれなくつろぎの空間と、来訪者にも喜ばれる客間を手に入れることができるでしょう。
京町屋風の居間と言えば、やはり和室。フローリングのリビングとは別に、畳敷きの小上がりや、小さな和室を作るのもいいでしょう。
和室には大きな家具を置かず、押し入れを収納にしてふすまを閉めれば、シンプルで畳の香りを感じられる落ち着いた居間になります。
障子のデザインにもこだわって格子を取り入れると、ありきたりになりがちな和室に個性を出すこともできます。
京町屋風の雰囲気と機能性を取り入れた客間にするなら、窓から見えるところに中庭を作ってみるのもいいでしょう。そこに玉砂利を敷いて飛び石を置くだけでも、高級料亭のような重厚感と高級感を出すことができます。
中庭に面した窓ならば、大きく開け放しても外から見られる心配はありませんし、風通しを良くして快適な空間でお客様をおもてなしできるでしょう。
また、客間を作るなら玄関から直接上がれるような配置にすれば、他の部屋を通らなくてもお客様をお通しすることができるので、対応がスマートで急な来客にも慌てないで済みます。
現代の機能性重視の家では、リビングをなるべく広くするために、わざわざ客間を作ることも少なくなっています。しかし、あえて小さな和室を客間兼居間として作っておけば、いざという時にお客様をお迎えするのにも恥ずかしくありませんし、普段はちょっと休みたい時に家族の居間として利用することもできます。
広くて明るい解放感のあるリビングもいいですが、狭くて薄暗い空間も落ち着けるものです。
京都に家を建てるなら、昔の人の暮らしぶりを再現して、京都の歴史に思いをはせるのも粋な暮らし方ではないでしょうか。