京都は、内陸型の気候で「夏暑く、冬の底冷え」と昔から言われ続けていた場所です。そんな京都で注文住宅を建てるなら、オール電化を考えてみませんか?夏と冬はエアコンや床暖房があるだけで、ずい分と過ごしやすくなるはずです。
また、せっかくオール電化にするなら、太陽光発電も取り入れてみてはいかがでしょうか。特に夏は、冷房で電気代が必要なときに発電量も多くなり、電気代の節約になります。
本ページでは、オール電化および太陽光発電の概要とメリット・デメリットについて説明しますので、京都で注文住宅を建てる際にはぜひ参考にしてください。
オール電化と言えば、その名の通り家の中のエネルギー関連をすべて電気で賄うことです。電気以外のエネルギー源としてはガスがあり、その多くは料理に使われることが多いのではないでしょうか。オール電化の住宅では、キッチンもIHクッキングでガスを全く使いません。お風呂などに使うお湯を沸かすのも電気で沸かします。
単にすべてのエネルギー源をオール電化にするだけでは、あまりメリットはかんじられないかもしれません。IHの調理器具は使いにくいし、などと言う人もいるでしょう。オール電化のメリットは、太陽光発電と組み合わせたときに最大限に発揮されます。
各電力会社では、オール電化住宅用の電気料金プランがあることをご存じでしょうか。京都なら、関西電力の「はぴeプラン」がお得な電気料金プランです。このプランは、太陽光発電が可能な昼間の電気料金が高く、夜間は電気料金が安い、というプランです。
昼間に太陽光発電ができるようになっていれば、電気料金の高い昼間は太陽光発電で電気を賄い、安い夜間のみ電気料金を払う、ということも可能なのです。
太陽光発電の話題が出てきたところで、続いて太陽光発電の概要も説明しましょう。
太陽光発電とは、太陽電池という設備を使い、太陽から受ける日光のエネルギーで電気を生み出すという発電方法です。太陽光は無限のエネルギーで、かれる心配のない貴重なエネルギー源ですが、まだまだ人類は太陽光のエネルギーをすべて使いこなすまでには至っていません。
安全・無害で枯れることのない太陽エネルギーを上手に活かすことで、資源のない日本は石油エネルギーを節約できます。このような背景があって、個人の住宅に太陽光発電を普及させるために、政府なさまざまな製作を打ち出しています。
良いことばかりの太陽光発電ですが、メリット・デメリットを確認してみましょう。
太陽光発電のメリットは、何といっても電気代の節約です。また、今は自治体の補助によって、設置時にも多少の補助金が出ます。電気代を売る(売電)ことで、家計の足しになる時期もあるので、メリットは大きいと言えるでしょう。
逆にデメリットとしては、まだま設置に踏み切るには高価だという点。また、夜は発電できないので、電気代はゼロになるわけではありません。また、電気を買い取ってもらう値段が年々少なくなっている状態なので、旨みが少なくなりつつある、という点は気になる点です。
ただ、基本的にはメリットの方が大きいので、予算が許す限りオール電化+太陽光発電をセットで考えて、注文住宅を建てると良いでしょう。